25条生存権
日本国憲法第25条
1 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

原告・盛武 あさ子さん(83)浦風支部の配付協力者
最後のセーフティーネットとも言われる生活保護制度は「憲法第25条に規定する理念に基き」定められています。
あなたにも関係ある生活保護
『健康で文化的な最低限度の生活』を保障するべき生活保護基準(額)は、「最低生活費」とも言われ生活困窮者に対する生存権保障にとどまらず、最低賃金、年金水準、課税最低限、就学援助制度などの基準に影響し、保護基準が下がれば、それらの基準や賃金の低下にもつながり、私たちの生活に関わってきます。
私、裁判で闘うねん 東尼崎診療所のボランティア喫茶にて
「月曜日のボランティア喫茶で診療所に来ている人とおしゃべりしたり、相談に乗ったりするのが楽しみ、でも200円のモーニングですら毎週は厳しい…」と語るのは原告で最高齢の盛武あさ子さん。「73歳までず〜っと働いたが、体も悪くなり、子どもらも身体障害者や病気持ちになり、介護で大変…ここにきて、生活保護費(老齢加算)が削られ、孫にランドセルも買ってやれずに、さびしい…」「大東亜戦争(第二次世界大戦)で青春時代のなかった私から見ると、今の若い者はゼイタク。でも、若い人たちの後々のために役立ちたい。生きている間にはカタがつかない裁判ですが、生健会(=生活と健康を守る会・下記)の古澤(事務局長)さんに誘われて『生存権裁判』で闘うことに…」なったとのこと。

〈月曜日午前に1階でエプロンのボランティア数名でおもてなししています。患者さまでない方も、ぜひお立ち寄りください。(ボランティア募集中) 〉
削られた老齢加算
老齢加算は、加齢(70歳以上)に伴う出費を補うもので生活保護費の2割に相当していましたが、「骨太の方針」のもと、3年間かけて廃止されました。
70歳以上の生活保護費
03年度 9万4千円
▼老齢加算廃止
06年度 7万6千円 |
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兵庫『生存権裁判』で闘う組合員4名
『生存権裁判』とは生活保護費の老齢加算廃止で生活困窮に陥った高齢者が廃止の取り消しを求めて、8都府県の地裁に108人が訴えた裁判。
兵庫県の「生存権裁判」の原告8名のうち尼崎の4名は組合員で患者、「にじと健康」のを配付などで活躍しています。
尼崎市の約1万人の生活保護受給者のうち、この老齢加算を受けているのは3400人くらいだと思われます。
食事療法で1000円超える
高血圧で食事療法が必要な勇さんは「お医者さんの指導に従って、外食せず、インスタントを使わず、食材を揃えれば毎日1000円を超える。必要な出費であることを裁判で証明するため、何を、どれだけ、いくらで買ったかの記録がいるので大変」と語ります。
裁判に勝つには…
高齢であるゆえにかかる費用、有病率など、生活保護を受けていない人も含めて実態の調査が必要です。冠婚葬祭では「葬式だと聞いても聞かぬふり」で切り詰めているはずです。(藤原 精吾弁護士)
この夏、医学生のフィールドワーク(実施体験)でのこの問題に関わっていく方向です。
「もっと辛い思いをしている人もいるはずですが、私は『人並みの生活がしたい』だけです」。東尼崎診療所で谷川博信医師の診察を受ける
原告・宮本 繁和さん(73)杭瀬支部の組合員
生活保護受給者の多くは有病気者。生健会の班会でも血圧チェック
(左)原告・岩佐 中一さん(76)南武庫支部の配付協力者
(右)原告・勇 誠人さん(77)立花北支部の配付協力者
食材費記録が大変
(上)食材を揃えると使い切れず腐らせてしまう
(下)総菜屋のバイキングでバランス良く揃えると、食材の明細がわからない
『生存権裁判』に取り組む尼崎生健会
「尼崎生活と健康を守る会」は低所得者の暮らしや健康を守るために
1.制度の活用の相談
2.セイフティーネットの改悪反対の活動
などを展開しています。
行政への不服申請のとりくみから、人間らしい生活を求める兵庫「生存権裁判」となりました。
人間らしい生活を求める裁判闘争へのご支援・ご協力を心から訴えます。
「兵庫生存権裁判を支援する会」は一口500円から入会できます。
連絡先
尼崎生活と健康を守る会
常光寺2丁目103 電話06-6481-1686
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